「欲望の資本主義2024」感想 #欲望の資本主義
デラさんが作られた「欲望の資本主義2024」昨日リアタイし、今日は(昨日留守にしてた)夫ともう一度見ました。
夫はアメリカに留学したのですが(私はついて行っただけ)あそこに出てくる経済学者たちを知っててびっくりしました。
それにしても「ピラミッド」たしかにヒエラルキーもそうだし、会社組織もそうですね。
私は現在、番組で言う「製造の喜び」を与えられる仕事をしているので(というてもバイト、しかし時間給ではなく案件ごとの報酬)何となく分かりました。
1箇所どうしても元専門家として納得がいかないところがありました。
ピラミッド型の例で「自然言語処理もピラミッド型」と書いてあり、図になっていましたが、果たしてそうでしょうか?
図になっていたのは「形態素解析」で、それはひとつの文を分解していく都合上ピラミッド型になりますが、他にも共起(この言葉とこの言葉は必ず同時に出現する、昔の係り結びや枕詞などがわかりやすいです)とか結合価とか、ピラミッドではない自然言語の解析方法があります。私がその仕事に携わっていたのは随分前ですが、ここだけはまじで専門家に確認したのか?と思いました(あるいは図のタイトルを「自然言語の形態素解析」にすれば間違っていなかったのですが)私の恩師がお元気ならなんとおっしゃったか…と思いました。
夫は「Northern Country」をなぜ「北欧」と訳すのかとか文句を言っていました。
あと、高岡さんのコメントで「日本はブルーカラーとホワイトカラーの格差が激しい」と言っていましたが、アメリカではもっと激しく、かといってドイツではいわゆるブルーカラーのマイスター制度のおかげで尊敬されていて、日本だけが特殊というのでもない気がしました。
それにしてもブランドで選ぶのところに飛行機会社とはめっちゃタイムリーでした。
うちはJALしか基本使わないのですが、やはり微妙な差異があり、JALを選んでいます。
それにしてもハーバードの先生の英語、めっちゃ分かりやすかった!(同じ場所に住んでいたので、英語はボストン近辺のものしか受け付けなくなっています)。カリフォルニア大学のシェーデさんはドイツ人だそうで(夫に教えてもらった)確かにヨーロッパ人の話す英語で分かりやすかったです(でもあの方は日本が長かったそうなので「日本語話せないの?🥺」とは思いました )。
日本は給料が上がらないし生産性も上がらない30年を過ごしていますが、この番組はそんな日本の悪い所をとことん叩いていました。でも、私は日本て子は褒めて伸びるタイプなんじゃないかな、と思います。
何しろ自己肯定感が低すぎるので、「こんないいところがあるよ」から始めた方がいい気がします。
とはいえ、会社の硬直については大いにうなづいてしまったんですが。