外山滋比古さん死去

外山滋比古さんが亡くなられた。

前に書いたと思うが、私は国語学(現・日本語学)を専攻した。高校のときには国語学を志していたので、外山滋比古さんの国語に関する著作をよく読んだ。金田一春彦さんのものとともに。
そして田舎にたしか講演にいらしたことがあり、聴きに行ったと記憶している。

経済的な問題から国立を受けろ、と親に言われていた私は、外山滋比古さんのいるお茶の水女子大学を当時受けようとした。が、たしか国文学科に国語学のゼミが見当たらず、途方に暮れた記憶がある。

結果的には進学した大学の恩師が専門にしていたことが、私のやりたいことと全く合致したし、厳しく育てていただいて今の私があるので、良かったのだが、そんなわけで外山滋比古さんも私が私淑していたひとり、ということになる。

恩師も既になく、金田一春彦さんも、そして外山滋比古さんももう鬼籍の人となってしまった。
寂しい。

謹んでお悔やみ申し上げます。

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