高いとこの眺めは、(アアッと咳をして)また格段でごわすな
タイトルは梶井基次郎「城のある町にて」冒頭です。
(実は私の誕生日に近いのね)
お誕生日の梶井基次郎と、命日の坂口安吾が、両方とも
「桜の木」について書いているのは興味深いですね。
梶井基次郎…桜の樹の下には
坂口安吾…桜の森の満開の下
どちらも桜の花があまりに美しいので、なにか裏にあるだろう、という(おそらくは)発想でできている作品だと思います。
どちらも好きな作品です。
ただ、高校のときに読んでからハマって、全集を買い、各種作家評論や文学評論を読み、聖地巡礼までした作家は梶井基次郎だけです。