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レモンを持ったら思うことと桜が咲いたら思うこと

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こんな投稿がありました。 Xより これがトレンドになっていたみたいで、 ・分かってる民(なんなら京都の丸善に行きたい/やったことある) ・文ストでしか知らない民 ・米津玄師を思い出す民 ・知らないからって何が悪いのかとキレる民 などいるようです。 私はレモン、いや檸檬を出されたら即京都の丸善(再開おめでとうございます)に行って美術書コーナーに行くタイプです。 なにしろ「檸檬」の著者の梶井基次郎は私の人生の師であり、全集を持っていますしなんなら聖地巡礼しましたしというかなりのウザいオタです。 そして「檸檬」と言えば彼の代表作。 多分教科書に載っていて、当時の国語の教師が梶井基次郎好きだとかでやたら長時間やったのでかぶれました。 しかしおかげで、キタニタツヤのサブスクを聴いていて、 「は?梶井基次郎じゃん!!」と曲名を確認することが出来ましたありがとうキタニタツヤ。 というわけで、青空文庫置いておくので、興味のある方はぜひ。 檸檬 桜の樹の下には

【読書会LIVE】梶井基次郎『檸檬』【生放送】

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実は昨日はこれをワクワク見ていたらジャック・オ・蘭たんのときメモ通知が来て、「くっ!せつらく…明日見る!」と諦めてまだ見てたけど、1時間経ったのでドコムスさんのトモコレに移動したという経緯がありました。 梶井基次郎は私が世界で一番好きな作家です。 もし彼の顔がせめて芥川龍之介レベルだったら、死ぬほど今も人気があっただろうと思ってます気の毒に…デモオトコハカオジャナイノ それはともかく、私の高校の教科書に載っていたのは「城のある町にて」の第一章でしたが、「檸檬」も好きです。 私が彼をどれくらい好きかと言ったら、各種文庫はもちろん、当然全集も持っていて、「檸檬」の当時の復刻版持っていて、聖地巡礼?では無いけど、彼の滞在した伊豆の宿に行って、宿の人たちの梶井基次郎の思い出みたいな本を買ってくるくらいには好きです。 関連本は多分全部読んだんじゃないかな? 梶井基次郎の小説はどれも、「作者は結核である。主人公=ほぼ作者だから、主人公も肺を病んでいる」のを前提にしないと鑑賞しづらいです。 「檸檬」でいうと、びいとろが冷たいのだとか、檸檬が冷たいのをとても好むのは、自分に微熱が常にあるからです。 それから基本的に主人公は鬱なので、自分の周りはグレーだったりモノクロだったりしています。だからこそ、たまに見つける色彩をとても大切にするし、丁寧に描写します。 梶井基次郎自身、ペンネームをセザンヌもじりにしてたくらいなので、多分絵が好きだったのでしょう、他の作品でも、色彩が印象に残ります。 河村さんが疑問に思っていた「それがあの頃のことなんだから。」は、私はメタ的に挿入された作者の一言かな、と解釈しています。 不吉な塊が心にあって云々で最後檸檬爆弾を仕掛けて帰るまで、つまりこの「檸檬」に描かれた話は全て過去(あの頃)の話ではないかと。 作品としてはそういう意味では未完成なのかもしれませんが、恐らく作者と主人公は、完全に分離して捉えて書いてなかったんじゃないかな、と思います。 (それこそ文学史的に、梶井基次郎が主人公を第三者的に描いたのは「のんきな患者」からです、というのは簡単ですが、そんな予備知識がなくても「檸檬」単体でもそんな解釈が妥当かな、と思います) …とはいえ、私は大学で彼を専攻したわけではないので、あくまで個人的意見です。

高いとこの眺めは、(アアッと咳をして)また格段でごわすな

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タイトルは梶井基次郎「城のある町にて」冒頭です。 本日お誕生日でしたか! (実は私の誕生日に近いのね) お誕生日の梶井基次郎と、命日の坂口安吾が、両方とも 「桜の木」について書いているのは興味深いですね。 梶井基次郎…桜の樹の下には 坂口安吾…桜の森の満開の下 どちらも桜の花があまりに美しいので、なにか裏にあるだろう、という(おそらくは)発想でできている作品だと思います。 どちらも好きな作品です。 ただ、高校のときに読んでからハマって、全集を買い、各種作家評論や文学評論を読み、聖地巡礼までした作家は梶井基次郎だけです。

「龍之助」と書かれて激おこする芥川龍之介

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『140字の文豪たち』さっき最初のカラーページと、大好きな梶井基次郎のところは読んでしまいました(←コスパの悪い女)。結構「いいね」とかRTしてるやつでした💧どんだけ梶井基次郎がすきかって、全集と「檸檬」復刻版を持ってる程度には好きです!梶井の逗留してた伊豆の湯ケ島の旅館にも行って、梶井基次郎の印象を書いた本を最後の一冊ゲットするくらいには好きです! 巻頭カラーに色んな人の謹呈本(サイン入りってことですね)が載っていて、それも楽しいんです。中にはかの有名な? 芥川龍之介、龍之助と間違えられてキレる やつとかあって笑いました。 「(以下大意)ぼくは龍之助と書いてくる人を信用できません。今日来た3通も(ファンレター?)全部『龍之助』だった!!」 わたしも当時は珍しい名前だったのか、小学校入学からずーっと間違えられ続けた人生でした。しかもひらがななのに間違えられる。くい気味に訂正しつづける人生でした。今はポピュラーになって、そんなにたくさん間違えられません。 それと梶井基次郎の『檸檬』冒頭、「不吉な『塊が』始終私の心を(以下略)」を「魂」と誤植したまま解説した本があるそうで…恐ろしいです。 筆者の川島幸希さんは 「梶井基次郎、中島敦、太宰治が若者にとっての3大人気作家」と書いているのですが、太宰治は受け付けない私はどうにも(他の二人は本当に好きです)… コロナが終わったら京都の丸善に行きたいですねえ。

今日も本が来た。今日はいい日だ。

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今日も本が来ました。 著者の川島幸希さんは、ツイッターでは「初版道」さんという名前で文豪のエピソードをつぶやいたり、ご自分がお持ちの初版本をフォロワーにプレゼントしてくださったりしています。そんな私も初版本いただきました! 梶井基次郎が結構載ってそうなので、喜んでいます。 ちまちま読もうと思います★