あれから20年

あれから20年ということで、20年前の(ここではない)ブログの文章を引用します(長いです)

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昨日(11日)、夜にテレビを見ていたら(10時少し前?)ニュース速報が出た。内容は「NYで旅客機が世界貿易センタービルに突入」とのこと。「ぶつかったってどういうこと?墜落するにしても随分人騒がせな…」とNHKに変えると、すでにニュースになっていた。生中継でNYを見ると、ビルが燃えている。と、そのうち飛行機が再び飛んできて、隣のビルに突入!
そこで、「これは事故じゃなくて、テロかもしれない」と思い始めた。(この時点で相方にメールを書く。タイムスタンプは22:06だった)
あとは、ペンタゴンに突入、ピッツバーグで墜落、など、まるで悪夢のようであった。
まだ、犠牲者の数も、犯人のめどもついていないので、なんともいえないが、大都市での空前絶後のテロ、未曾有の大惨事、「映画じゃないんだよね?」と目を疑うばかりだった。
ペンタゴンに攻撃が加えられたというのも衝撃だった。といっても私のペンタゴンに対する知識は「ゴルゴ13」仕込みなのだが(^_^;)、ペンタゴンが何の反撃もせずにただやられるなんて信じられない事態だ。
どういう組織がどういうつもりで、これほどの(もしかしたら万の単位かも)人数の、一般の人を巻き添えにして、また組織内の人間も(突入させるってことは)犠牲にしてこんなことを企てるのだろう。どんな悪い人だって、どんな悪い国だって、こんなことをされる謂れはない。怒りで体が震えるようだ。

続報
早くもこの事件が起きてから五日が過ぎた。 犯人らしき人間は「オサマ・ビンラディン」という富豪とのこと。 実行犯の名前もわかり、いよいよ報復の段階に入った。
やはり、戦争になるのだろうか…これ以上民間人が犠牲になるのはイヤだと思うが、日本のことではないので、何もできない。
今回の事件で、飛行機に乗ることへの自粛や、にぎやかなことへの自粛が広がっている。日本人は周りの目を気にしている性癖があるせいか(そのために、特定の宗教がなくてもある程度の秩序を保てるのだと思うが)こういう事件があると一様に誰かを非難する方向へ行ったり、パニックになってデマが流れたりする。最近はネットの発達で、そういうデマも広がる速度が格段に速い。
だが、こういうときこそ腹を据えて、ことの行く末をきちんと見なくてはならないと思う。できるだけ日常と変わらず、何が本当で何が間違っているのか、自分はどう行動するべきか、自分の頭でじっくり考えることが、多分一番状況を正確に把握する上で正しい方法なのだろう。
アメリカでは、アラブ人への嫌がらせが起きているという。イスラム原理主義者が犯人だとしても、一般イスラム教徒とは多分全然違うのだと思う。大学時代に、必修科目で「キリスト教学」をやっていたとき、先生が「キリスト教といっても、『ものみの塔』は邪教であるから一緒にしないように」と何度も言っていたことを思い出す。それと多分一緒で、原理主義者は一般のイスラム教とは別と考えたほうがいいだろう。イスラム教=アラブ系=逝ってよし、という短絡的な考えは多分テロ以上に危険だ。

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20年前のオレ、真面目か??(絵文字や言葉が古いのは許してください。相方=夫のことです。当時はいろいろ呼び方にもこだわっていたよねー)

ということで、今日は「9.11テロ」から20年なんだそうです。
たまたまですが、太字のところ、今も同じことが言えますよね。(アラブ人をアジア人に変えたらあら不思議。今の状況だわ!) 
つまりこんな事件がここから多数あっても(東日本大震災の自粛ムードとかありましたね)日本人は学習してないということですね。

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