「残像に口紅を」

TikTokから火がついて、筒井康隆「残像に口紅を」が売れているそうです。

この小説は、世の中から文字がひとつずつ消えていく、という実験的な小説です。
読んでいて知的好奇心をくすぐられたことを覚えています。

随分前に買ったのは間違いないのですが、ざっと見て見つからず。
家が散らかってるのもありますが、文庫置き場にないので、もしかしたら貸し倉庫に入れちゃったかもです(我が家のメンバーは全員本をよく読むので、家にダメージが出るのは良くないということで、貸し倉庫を借りて本を置いています)。

TikTok以前になぜ持っていたか。
解説にこの論文が載っていたからです。
水谷静夫先生は私の恩師です。
(この辺突っつくと身バレしてしまいますが💧)
いかにも私の所属していたゼミで扱いそうな小説で、計量国語学的にとても興味深い作品なのでした。

どこまで「日本語」は通用するか…
恩師の人生的にも晩年とは言いませんが教授生活の割と最後の方だったのに、新しいものをちゃんとアンテナで捉えるというのが、いかにも恩師らしくて、やっぱりこの学問いいなと思いました(もう恩師は亡き人なので、今このゼミの後がどうなっているかは知りません)

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