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さて鈍器が家にやってきた(=京極堂シリーズの新作が来た)

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「鵺の碑」やってきました! いや問題はここじゃない。 新書版だと4.6cmだそうです。 頑張って読むぞ!

「三省堂国語辞典から消えたことば辞典」

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予約したのに1日配達が遅れたこの本がやっと来ました! じゃん! 国語辞典から消えたことばの本です。 当時の語釈のまま書かれていて 例えば MD(号泣) ウォームビズ(えっもうないの?) 赤外線通信(号泣) もっと昔のことばもあって面白いのですが、とりあえず消費期限の短いものを例に出してみました。 この死語たちのスタンプも出るそうで、楽しみです。

本が来た。今日はいい日だ。しかもシドニー・パジェットのイラストで。

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いつ予約したのか忘れていましたが、なぜ発見したのかも覚えていませんが、これが来た! 説明しよう。 シャーロック・ホームズの連載時の挿絵と言えば、とても評判が良かったのが シドニー・パジェット のもの。 今のホームズ…シルクハット被って黒いスーツ着て同じくらいの体格のワトスンと活躍する…を作った人である。 (なお、ディアストーカーにインバネスコート こういうやつ は一度しかイラストに登場していない。郊外に出かける時のだから。劇にした時に俳優がそれを着て演じたせいで広まったとの話) そしてこの本は、このシリーズは、なんと日本語で!パジェットのイラスト付きで読めるという非常に貴重なものなのである! あ、パジェットのイラストは後の俳優にも影響を与えていて、あのホームズと言えばこの人!のジェレミー・ブレットは完全にコピーして見せたし、「SHERLOCK」のカンバーバッチも現代版ながらちゃんとイラストで描かれている癖をコピーしている。 というわけで、とてもありがたい本なのだ! その本確か全シリーズ持っていて、楽しい!  あ、でも、ホームズの話なんていろんな翻訳家のものを読んでいる(多分今世の中に出ている翻訳全部持ってる)ので、そこは気にしてない💧 なんならパジェットのイラストも、アメリカやイギリスで出てる、イラスト付き原典(1冊でとても重い)を数冊持ってるだけでなく、eBayとかで ストランド・マガジンの原書(100年以上前のもの) も買っちゃったから、いやお前そんなに集めてどーするの?という感じなのだが、お分かりいただけるだろうか、この「あれば欲しい。手に入れたい。持っていたい」というマニアの欲望を… と言うても、ストランド・マガジンの原書は合本だしホームズだけ載っている訳では無いので、途中で蒐集を諦めざるを得なかったりしている。 というわけで、これから読みます。わくわく。

東京大学「ボーカロイド音楽論」講義

東京大学「ボーカロイド音楽論」講義 ずっと読みたかったのですが時間がなくて躊躇していた本をついに買って読みました。 面白かった! 私はボカロについては、子供が聞いているものくらいしか知らないのですが、でも知識としては充分でした。 音楽論としてはもちろん、哲学、ジェンダー、文学論、記号論、メンタル、時間、サブカルチャーなどなど、範囲は多岐にわたっています。 どれも過不足なくて、とてもおもしろい(興味深いという意味で)ものでした。 ジェンダーについては、首が振り切れるくらいうなづいてしまいました。要するに「グラデーションの世の中」(田代さん)なのです。 wowokaさんについては、ヒトリエについても語られていて、バンド好きな方も楽しいかも。 記号論は、私は大学でやったのですが、卒業してから長いのですっかり忘れていて、「そうそうそうだった」と思い出したり(知らなくても丁寧に教えてくださるので大丈夫です!)しました。 そして最後は「音楽とは何か」という問いになるのですが、しみじみ、そうか…と思いました。 結局私も生かされている、存在させられている存在なんですね。 …ボカロからここまで考えることになるとは! ボカロも、日本のサブカルチャーも深いです。 あと「稲垣足穂を評価してもらえて嬉しい!」 今は知られてないですよね〜 というわけで、目次を見て興味を持たれた方はぜひ!

読書が教えてくれたクイズ王の原点【好きになっちゃう放課後】

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私の大好きな田村さんが降臨したということで! そしてブログの自己紹介に書いたか覚えてないんですけど(覚えとけ)私の趣味のひとつが読書です。 なので見てみたら、なんと サンキュータツオさんの「ヘンな論文」 を伊沢が紹介している!! サンキュータツオさんの著書は単独かつ「サンキュータツオ」名義のものは全て持っています。 「ヘンな論文」も当然読みましたが、面白かった! こういう、チャプターごとにまとまっている本は、それこそ移動の合間とかに読めるのでよいです。 私にとって本は「渇望」するものでした。 小さい時はあまり本のない家だったので、毎月来る少女用の名作とか楽しみでしたし、伝記は恐怖でした(人が死ぬところが嫌いで怖くて、最後まで読めないという、今思えばとても神経質な子でした)。 引越しの多い家だったので本を所持することはあまり許されず、だから今倉庫に保管するほど本を持っているし、壁一面に本があります。 本によって覚えた楽しさはきっと「知ること」かな、と思います。小説も沢山読みましたが、それよりも付随する情報に関する本を多く読んでいたような。 (元ネタに当たりたくなる、というか) いちばん楽しかった本は「帝都物語」です。 物語の中に実在の人物が出てきて動く楽しさ、それから知らないたくさんのこと(「考現学」など)を何それ?と元ネタ(今和次郎「考現学」など)に当たる楽しさ、それが自分の趣味にあっていた時の喜び… あの本はそれが全部詰まっていました。 あの頃はまだ安倍晴明なんて誰も知らなかったことを思うと、ちょっとだけ人より知識が豊かなのが楽しくて仕方ありませんでした。 シャーロック・ホームズシリーズでは、短編だからこそのキレの良さを味わいましたが、その後19世紀のロンドンについて知りたくなって大変! そこから本を読みまくり。 ハマったので日本シャーロック・ホームズクラブに入ったり(ハマるとすぐなんかやり始める)。 しかしその取っ掛りが宮崎駿も参加していた「名探偵ホームズ」だったりします。 電車の中に置いてある雑誌に、明治時代のとんでもないSFが載っていて、書いたの誰よ?えっ押川春浪?だれそれ? 詳しいのは横田順彌さん? 「日本SFこてん古典」売ってないの?? て騒いだり。 ここから「天狗倶楽部」を知り、「いだてん」に天狗倶楽部出る!と喜んでいたら、横田順彌さん亡くなってしまっ

昨日届いた本!

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伊沢のクイズの大作、もう出版されているはずなのに、でもって私予約したはずなのになんで来ないのか!と思っていたら、昨日やっと来ました! そして来なかった理由は中に。 サイン入りだったわ! 「Q is for Quiz!」的なことが書いてあるのかな? めちゃめちゃ厚いので読み応えありそうです。 大切にします。

伊沢にサインをもらいます

クイズ思考の解体 このめちゃめちゃ大作を予約しました! なんか今ならサイン本らしいんですが、あの人何万冊サインするつもりなのでしょうか?(参考・XIIX2枚目7500) クイズを科学的に論じた本はないと思うので、楽しみです。 それと、明日は9時から12時間クイズです。 24時間テレビの100万倍は楽しみにしているコンテンツ(昨年は本も買いました)なので、明日もみまくります!

「残像に口紅を」

TikTokから火がついて、筒井康隆「残像に口紅を」が売れているそうです。 この小説は、世の中から文字がひとつずつ消えていく、という実験的な小説です。 読んでいて知的好奇心をくすぐられたことを覚えています。 随分前に買ったのは間違いないのですが、ざっと見て見つからず。 家が散らかってるのもありますが、文庫置き場にないので、もしかしたら貸し倉庫に入れちゃったかもです(我が家のメンバーは全員本をよく読むので、家にダメージが出るのは良くないということで、貸し倉庫を借りて本を置いています)。 TikTok以前になぜ持っていたか。 解説に この論文 が載っていたからです。 水谷静夫先生は私の恩師です。 (この辺突っつくと身バレしてしまいますが💧) いかにも私の所属していたゼミで扱いそうな小説で、計量国語学的にとても興味深い作品なのでした。 どこまで「日本語」は通用するか… 恩師の人生的にも晩年とは言いませんが教授生活の割と最後の方だったのに、新しいものをちゃんとアンテナで捉えるというのが、いかにも恩師らしくて、やっぱりこの学問いいなと思いました(もう恩師は亡き人なので、今このゼミの後がどうなっているかは知りません)

「サラバ!平成狂想曲」

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という本がMUSICAの増刊で出ていたようで、ツイッターから掘り起こしてきた。 平成のそれぞれの年ごとに2曲ずつ取り上げてレビューしてあるようだ。 これを見て「オドループってシュガビタより前なの!!」とびっくりしたことは内緒。 とはいえ、私の生活というか歴史の中に、全く「今はやっている音楽を聴かない」時期があったのがこれを見たら分かってしまった。 バブルのころは当事者?として聴いていた。 平成7-9年は日本にいなかったが、妹がテープ(古)を送ってくれてた。リアルタイムでは小沢健二。 平成14年に子供が生まれるので、そこまではリアルタイムで思い出がある。 しかしその後、私から音楽が抜け落ちてる。 「リアルタイムで音楽シーンを知らない」というのは、この後なんと平成28年まで続く! (嵐も、キセキも、ユニゾンも全部後追い) (うち、平成22-23は日本にいなかったので、これは本当に知らない。) にしても。14年間も音楽聴く暇なかったっけ?…と思うと、 ・子育てで鬱→その後入院したり色々でいま(双極性障害)に至る ・子供が学校で生徒や 先生 に虐められて対抗してた ・クラス委員で倒れてドクターストップかかった ・最悪な環境をから子供を逃すため中学受験 などなどで大変だったのかも… UNISON SQUARE GARDENに早く出られなかったのは残念だけど、私の精神状態とかゆとりが今じゃないとダメだったのかも、と思うと、これはこれでいいかなという気もする。 とりあえずはいいか。

(今聞いたCMが見つからないのでごめんなさい)謎解きはディナーのあとで 第1話 特別朗読バージョン【Scene 1】

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朝、テレビを見ていたら、櫻井孝宏さんの声。ん?と思ったら「謎ディ(謎解きはディナーのあとで)」の新作が出たらしい。 えっ影山って櫻井孝宏さんだったの?(ドラマでは櫻井翔で紛らわしいので氏名書きます)と調べたら、この朗読始め、CMはみんな櫻井孝宏さんだったのね! たしかに年齢的にも声も櫻井孝宏さんのほうがいい〜 私はドラマで知った口なので、櫻井翔の影山しか知らないし主題歌(「迷宮ラブソング」)も好きだけど、アニメにしてくれても良かったなあ…と思います。 作者は向井理であて書きしたんだっけか? なんで翔さん? 今更アニメにはならないかなぁ? …というわけで、貼ったのは当時の朗読です。

シャーロック・ホームズの本が来ました!

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もはやいつ頼んだのか忘れた、シャーロック・ホームズ関連本がアメリカから来ました。 上は、シャーロック・ホームズシリーズのイラストを担当した、シドニー・パジェットの全イラストです。 彼は早く亡くなったので、引き継ぎで他の人がイラストを担当したのですが、私はシドニー・パジェットのイラストが大好きです。 ジェレミー・ブレットも彼のイラストを全くコピーした姿をドラマで見せてくれていました。 下の一冊は、シャーロック・ホームズ及びコナン・ドイルが新聞に掲載された記事を載せた本(一巻め)です。 イギリスでの連載なのに、アメリカのでかなり評判になっていたのがわかります(ってちょっと見ただけだけど) よし、私も仕事先の滞在にこれを!(そんなのないです)

神の手による書評

QuizKnockさんからのお知らせで、ネ申こと河村拓哉さんが書評の連載を始めたというので行ってみた。 河村・拓哉の推し・文芸 河村さんは理系なのを忘れてしまうほど文豪然としている。 まず、字がきれい。 まず、なんか服が謎。 そして、文豪クイズ(文章が文豪の作品であるか河村さんの作品であるか当てるもの)では人が外すほど文豪ぽい文章がかける。 著作権を侵害してしまいました ニセ文豪クイズ この導入部のなんと文学的なこと! いいわあ。 河村さん好きだなあ。 ところで多和田葉子、個人的にはノーベル賞取っていいと思っている。私がドイツに住んでいたときはまだ20世紀のことだったけれど、あちこちに多和田葉子の講演会だかのチラシが貼ってあって、日本人だからではなく、本当にドイツ語で書いててドイツ人にも人気のある作家なんだと実感していた。 そして紹介しているこの作品も面白そう。 「日本語話者を訪ねる」というのが、日本語専攻だった私の琴線に触れそう。 買おうかな。

「うつ病九段」ドラマ化

ドラマ「うつ病九段」 知らないうちにドラマ化が決まっていました。 私は将棋はよくわからないのですが、先崎さんご一家とは少しだけご縁があります。 今日は藤井聡太役が誰だとか羽生善治役が誰とかで賑わっていますが、 奥さま、もっときれいよ(コソッ) それともう一つ。 先崎さんが監修していた将棋のマンガ・アニメ・映画は『3月のライオン』です! ここでユニゾンとつながるのだ!(だから何って話ですが)

モリアーティ教授について

シャーロック・ホームズの宿敵があらゆるメディアで人気の訳 北原先生の「初歩からのシャーロック・ホームズ」(本日我が家に来ました!) からの再編集なのに 「最後の事件」を「最後の挨拶」と間違い続けてるこの引用した編集者は誰だ!! 最悪! 一応書いておくと 最後の事件…シャーロック・ホームズとモリアーティ教授が戦いの末、ライヘンバッハの滝にふたりとも落ちて終わる 最後の挨拶…ホームズ引退して養蜂家、第一次世界大戦直前のきな臭い話 全然違います!! プレジデントオンラインに文句言いたい!! (「最後の事件」はドイルが連載を嫌になって、ホームズを殺して無理やり終わらせたんだけど、あまりにも読者からの反響が大きくてまた始めるハメになったので最終回ではなく、本当の最終回が「最後の挨拶」です) とはいえ、モリアーティ教授が3人兄弟の2番目かもしれないというのは初めて知りました。「憂国のモリアーティ」もあながちでたらめではないんですね。 そして「誰だこいつ?」と思っていたポーロックも出てくるのね。ちゃんと読み返そう、私。

「三島由紀夫レター教室」(手紙の書き方の本ではありません)

先日小沢健二の帯エッセイのために買った「三島由紀夫レター教室」を待合室で読んだ(途中まで)。 いろんな登場人物がそれぞれ勝手に手紙を送りまくってる、三島由紀夫の中では結構通俗的な作品だと思う。 (登場人物はお互いに知り合い、ただいろんな絡まり方をしている) なかに一人、めっちゃカラーテレビがほしいやつがいて、金を貸して貸して言いまくっててワロタ。 昭和ですね… カラーテレビ(しかも3万)ですよ。 めちゃめちゃテレビが好きな若者なんですけど、令和からこっち、そんな若者はもういない💧 いやそもそも手紙を書く人がもういないか。 ちなみにそいつ、ケーキもおごってもらいたがり(一つ300円)。

「へんな論文」「もっとへんな論文」読みました!

さっきの記事を書いてから今までの時間で「へんな論文」「もっとへんな論文」読みました! おもしろかったよーー!! いろいろおもしろい論文が有りすぎてもう泣きそう。 湯たんぽのとか、床山とか、「プロ野球選手と結婚する方法」とか、心理学なのに「カブトムシのひっくり返り方」とか。 カブトムシのは、あまりに描写が文学的過ぎて、娘が初めて寝返りをうつまでのドラマ(いろいろネタを使って音で注意を引いたりして寝返るまでずーっとビデオ撮影してた)を思い出しました。 あと私も女子高女子大育ちなので、「共学ならば男子が担っていただろう」社会的な立場とかも経験しました。ちなみにうちの高校もジャージの人多かったなあ。なぜか白衣着ている人も。白衣で、下は上履きじゃなくて便所サンダルみたいなの。あと、夏はスカートを持ち上げて下敷きで中に風を送るという男子に知られたくないこととか。 そして今日の「たっちレディオ」で田淵さんが言ってた、漱石の移動手段についての論文が、論文のスタイル込みで面白かったです。 手に汗握ってしまいます。所謂「論文」のスタイルではないけれど、だからいいドキュメンタリーを見てるような感じすらしました。 たくさんの人にこの本を読んで、研究って楽しいんだよってわかってほしいです。 最近は、UNISON SQUARE GARDENのライブの「セトリの構築法」とか、研究したいネタはたくさんあるんです! あと、祖父の米寿の祝いに渡すため、インタビューや書籍で調べた祖父の記録(給料とかの記録入り)を書いたりしました。そういえば母もサンキュータツオさんのお父様と一緒で、満州生まれです。 最後に。 「へんな論文」の最初のコラムに書いてあって驚いたのが、卒業論文について。(私の恩師は「卒論」と略すのを許しませんでしたので、このまま書きます) 学士の卒業論文で大学の雑誌(紀要)に載るのは優秀な論文… え… 載ってるけど… 別に優秀ではないが… 私の卒業論文は二人の先生が査読したはずです。 それで、口頭試問のときに、たしか 「卒業論文発表会で発表したら優をつけてやる」 と言われたのです。 恩師はとても厳しい先生で、優なんてつけてくれることはほぼありません。でも、条件をクリアすればもらえるのね。…と思って在学生向けに発表しました。 しかしその後、 「紀要に載せるから抄録にしろ」 もうね、やるよ優のため

小沢健二のエッセイが書かれてる帯のついた三島由紀夫の…

小沢健二×三島由紀夫、特別帯付き「レター教室」発売 そういえば当時そんなことがあったような? なにしろ平成初期だし20世紀だったし忘れた〜 これは私に「買え」と言ってる気がするけど、私は三島由紀夫が好きなので、本自体は持ってる気がする。 なのでこの帯目当てに、となると、ちくま文庫だからどうせ1000円超えるしだいたい変なところに切れ込み入ってて絶対そのうち破けるやつだし、う〜ん。

「風が強く吹いている」復刊

コミカライズ版「風が強く吹いている」が復刊だそうです。 風が強く吹いている 原作は三浦しをんさんなんですね。じゃあきっと面白いんだろうなあ。 …っていうほど読んでないけど💧舟を編むは読みました。 アニメはUNISON SQUARE GARDENの「Catch up, latency」ですね。 田淵は辻村深月以外の女性作家はあんまり…と言ってた気がしますが、三浦しをんもだめかなあ。恩田陸とか。(私もそんなにいうほど読んでないですが)

『スロウハイツの神様』を読んで(ちょい田淵)

田淵おすすめの辻村深月『スロウハイツの神様』を読みました。 スロウハイツの神様 (と言っても本人はファンクラブ会報で「すっかり抜け落ちてる」と書いてるので、もう覚えてないかもしれませんが) ──(以降、田淵に絡めているところ多数です) 登場人物のそれぞれのいろんなところに田淵さんがいた、ような気がします。 結構たくさん登場人物がいて、最初は時間軸もバラバラで入り込みにくいのだけど、小さな伏線が回収されていくと、どんどん読む速度が上がっていきます。 私は曲と本人の発言(たまに描いたもの)でしか田淵さんを知らないけど、自分の傷をえぐってもいい作品を出す人がいるかと思えば、同じ傷を持ちながらきれいな世界を描きたい人、ギッチリ作品世界を構築させたくて、感情を入れたくない人、「こんな人です」と見せている姿が本当は嘘で、中身は脆い人、人に内面なんか見せないけどものすごい熱いものを持ってる人などが出てきて、それぞれ田淵さんの持ってる部分がありそうだなと思いました。 ミステリー?の側面もあるけど、それはだいたい見当がついてしまい、そのとおりだったので、「創作者(クリエイター)の業」のようなものの描写を楽しむものかな?と思いました。 導入部に「それがどうした?」というような記述がいくつもあるのですが、だんだん、この人の書いているシーンにはどれ一つ無駄なことはない、これはなにかの伏線だなとわかってくると、早くこの伏線を回収してくれ!と思うようになりました。 ただ、若い人向けではあるかなと思います。泣くほど感動したかというと、私はこれで泣くにはあまりにもいろいろなことを経験しすぎてしまっていて、「良かったねえ」と思うくらいになってしまいました。 とはいえ、こういう小説やドラえもんに本気で泣けてああいう詞や曲が書けるひとだからこそ、私は田淵さんが大好きなのです。 たっちレディオ 394回 タブチの夕暮れの回 ──ここから感想文じゃないです 田淵がホリエモンを盲信してるようなところは心配です。 まあ、単にわたしがホリエモンのいろんなことをつぶさに見すぎて嫌いなだけですが。 誰かひとりを縁にするのは危険だとずっと思っていて、それは「カンブリア宮殿」だろうが「ガイアの夜明け」だろうがそうなのですが、いいなと思ってから色々調べようよ〜とは思います。 そこが田淵さんの危険なところかなと、老婆は思うの

今日も本が来た。今日はいい日だ。

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今日も本が来ました。 著者の川島幸希さんは、ツイッターでは「初版道」さんという名前で文豪のエピソードをつぶやいたり、ご自分がお持ちの初版本をフォロワーにプレゼントしてくださったりしています。そんな私も初版本いただきました! 梶井基次郎が結構載ってそうなので、喜んでいます。 ちまちま読もうと思います★