8. もう君に会えない
これはやっぱり
この曲が来ると私が沈むんです。
浮いた曲というのがあるとすれば、この曲はアルバムの中で「沈んでる曲」です。
私はこの曲がアルバムにあることがいい事なのか、まだよく分かりません。
田淵の中ではもういいことだし言っておきたいことだから置いてあるんでしょうが...
この歌が彼には珍しくモデルがいることは前に記事にしたのでここには書きません。
全曲解説から
斎藤さん
「レコーディングの時、田淵は濃厚接触者で来れなかった。もう君に会えない(数日間)」
田淵「友達は大事にしようね。」
このバランス感覚。斎藤さんは本当に賢い。
「言葉にしだしたらどうせラベル貼られて
他のあれこれと同じにされるよな けどそろそろいいよな」
このことはとてもよく分かります。
つい最近、大音楽家が亡くなりましたが、まるで故人との関係を誇示するかのようにわざわざお悔やみの言葉をツイートにして流す、というのがとても多くて、ちょっと鼻じらみました。
田淵さんはあの時にもいただろう「そういう人たち」と一緒にされたくなかったんでしょう。
で、この曲は田淵さんのとても個人的な体験で、今までもファンへのメッセージとか「田淵さんの考え」を斎藤さんが歌う、ということがたくさんありましたが、あまりにも個人的過ぎて、斎藤さんがイタコの様だとすら思えていました。
しかし、今は斎藤さんも同じ思いを多分共有している状態になってしまいました。そんな時斎藤さんはどう歌うんだろう、と思います。
...ちょっと斎藤さんにとってはまだ生々しいので。
さて音の方ですが、ベースラインがエモい。
下コーラスをずっとしている田淵がエモい。
(追記)
自分のブログを遡ったのですが、田淵が濃厚接触者だったのは7/21-23でした。
この時にレコーディング??
すごい前にしてたんですねってそれにびっくりしました。
そういえば結成日のライブは無理かなと思ったらギリで田淵が間に合って「持ってるやつだな」と思いました、となにかに斎藤さんが書いていたような?