「ゆっくり茶番劇」文字商標登録事件について・ドワンゴの見解とついでに私見

文字商標「ゆっくり茶番劇」に関するドワンゴの見解と対応について

今週巷を賑わせた「ゆっくり茶番劇」商標登録事件について、ドワンゴが見解を載せました。
その後どう対応するのか(裁判かな?)は月曜日の記者会見待ちですが、行間からにじみ出る怒りから見て、今まで「ゆっくり」を投稿してきた方々や「ゆっくり」を愛してきた方々(私もその1人です)に悪いことにはならないのではないかなと思いました。

基本的にこれは「商標登録」なので、その「ことば」を避ければいい
ということだと思います。

以前、和泉元彌という人間とその周辺が「和泉流二十世宗家」という言葉を商標登録しやがりまして能狂言界が大変揺れたことがあります。
その際もやはり登録した側(和泉元彌とその親)が全く他の人の話を聞かないやつで、商標登録を強行したため、結局和泉流には現在宗家(トップという意味です)がいないことになっているはずです。なお、和泉元彌とその一派はこの騒動の際に能楽協会から追放されておりますので、私から見ればプロの狂言師ではありません。国立能楽堂も使えません。

と、昔の怒りを思い出しましたが、「ゆっくり茶番劇」も、その言葉そのものさえ使わなければ問題ない、というのが法律上の解釈のはずです(私は法律家ではないのでこれを根拠にはしないでくださいね)。

更にむかし、「正露丸」騒動というのがありました。
下痢に効く、クレオソートの薬を、正露丸(昔は「征露丸」)という名前でいろんなメーカーが薬を出していました。
ところが、ある会社(大幸薬品ね)が「正露丸」って名前を商標登録しやがったんです。
怒った他の会社が訴訟を起こし、最高裁で「正露丸はもう一般名詞だから」ということで、商標登録は取り消しされました。
個人的には「ゆっくり茶番劇」も一般名詞だから、と言われる日が来るのではないかと思ってます。

上のドワンゴの見解ではさまざまな「ゆっくり」が問題ないか検討されていますが、そもそも「ゆっくり」って言葉が単なる副詞です。
もちろん茶番劇も一般名詞です。

名前使ったから金払えってアンタ…アンタの造語でもないのに…
と思うので、力ある人々がきっと解決してくれると信じましょう。

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