旧い世代の楽観
このお籠り時間に、YouTubeを見ていることは前に書いたが、
ゆっくり歴史→昔の映像→「日本ニュース」とどんどんニッチな方向に進んでてやばい💧
「日本ニュース」というのは、戦中に戦意高揚のニュース映画である。
この映画を全部あげているチャンネルがあって、もちろん最初はめっちゃ陽気だったのが、だんだん悲壮なアナウンスになるのはまあ当然として、驚いたのはそのことじゃなくて、『サイパン陥落』のことを国民学校で教えるのに地図を示して先生が教えているのだが、
地図にアメリカが載ってない
のだ。太平洋が途中で切れてて、たしかにサイパンは見えるけど敵国のデカさは見せないわけ?というすごい地図で驚いた。
他にも「まあ一泊で帰れるよね」と適当に雪の八甲田山に行軍したら歩けなくて荷物捨てて余計物資なくてみんな死ぬ、とか
恐怖のインパール作戦とか、「気合でなんとかなる」みたいな人がいたがために悲惨な結果になったことが結構あって、
・事実に目を向けない
・意味なく楽観視
・そもそも敵をちゃんと知らない
んだなあと思った。
同じことはコロナにも言えて、
・コロナを知る、少なくとも知らないならちゃんと恐れる
・感染力の高さなどから目を背けない
・自分の中で勝手に「コロナ収束時」を決めない
ことが大切なのかと思う。
絶望はしなくていいから、勝手な目測はしないということかな。
というわけで、私自身は毎日、明日はこれがあるから楽しいかも、というミニマムな希望で過ごしている。