アリアドネの糸ってなに? 「カオスが極まる」解析(歌詞)
「カオスが極まる」3回くらい聴きました💧
音が厚いですね!
3人で出してるのかこれ?という感じ(いやebaさんの作ったインストもあるけども)です。
ここでは歌詞について考察をします。
曲については多分専門の方が解析してくださると思うので、歌詞のみです。
・英語と日本語で文にしちゃってる
最初の二文(「Check it!」 から「どうせタイムオーバー」 まで)は前の英文に対して日本語でレス?しているんですが
「analyze 突き詰め」 辺りから日本語英語というか(アナライズを突き詰める)になって行って、Aメロ最後は
「賛美歌は美化しがたい become right? 」で
「好きな食べもの is から揚げ」構造みたいになってます💧
それにしてもなぜ動詞は三人称にならないのか。田淵の作詞のくせなので、ここは今後も追求したいところです。
・見たことがなけりゃな/いほど
何だこのブレスは!
この曲はティザー聴いてもラジオで聴いても歌詞が聴き取れなかったところが多かったんですが、意味のまとまりで息継ぎすると思ってる私、「いほど」を単語だと思ってたら一生思いつきません!
田淵が休符作らない&速いのがいけないんですけどね。
・「邪魔だ、すっこんでろ」
この曲で句読点があるのはここだけなのです。
ということは田淵が気合を入れた1文だということで、なるほど「ここができて満足してしばらく放置した」わけです。
この曲は「斎藤くんに乱暴な言葉を歌わせたい」シリーズだと私は思っているのですが、「頭がいてえよな」「うざってえ」などなど、あの顔から想像もつかないような言葉を多数繰り出します。
・着地はもうどうでもいい
ここ、「じゃあ愚痴はもう〜」としかきこえなくて、音源聴いても「ちゃくち」にまだきこえません💧
・「げに」逆恨み
古語です。「本当に」みたいな意味。田淵の古語(文語)スキーが。
多分音が濁音だと言うのもあったのでしょう、ここで「げに」という語を使ってしまったので、「陽は沈みけり」と更に文語を重ねています。
ここのフレーズはすごくて
逆恨み けり 巡り すばらしき 錦 遠き 骨身
と全部「い」段で韻を踏んでいます。田淵サイコー。
・「これのどこがアリアドネの糸だ」
このブログはどうも歌詞のフレーズで検索して来て下さる方が多いので(ここは聴き取れてた)待ってました!
「アリアドネの糸」
アリアドネというのはギリシャ神話に登場する女の子です。
テセウスという王子様がミノタウルスを退治しに行くんですが、そこが迷路なので、アリアドネが糸を張って帰れば帰りはそれを辿れば帰れるよ、と教えてあげるという逸話から来ています。
というわけで「難関から抜け出すための道しるべ」という意味です。
「これのどこがアリアドネの糸だ」
と言ってるので、アニメの中身からして頑張ればブルーロックから抜け出せるという意味でもあるし、曲の中ではなんかすごい頑張らなくちゃいけない場面で、方法は示されてるけどそれも難関すぎて大変なんだけど?(怒)みたいなことかと思います。
…でそんなこの人は「泥沼」にいるのに「助けないで」と言ってるんです。なぜならそこは「恍惚の泥沼」だから。
・「超気持ちいい」
地獄に慣れすぎたり泥沼にあがきすぎると恍惚となって「超気持ちいい」になるみたいです。究極のランナーズハイでしょうか?
「超気持ちいい」はアテネオリンピック(2004年)で北島康介が金メダルを取った時、泳ぎ終わって取材陣のところに来た時の最初の一声でした。
なんと流行語大賞にも輝いてます(まじか!)
田淵はスポーツ実況が大好きなので、もちろんこれはリアタイしてたでしょうし、なんならどうせ実況をコピーできそうです。
カオスが極まった結果、超気持ちよくなるんですねー。キャッチコピーにするくらいに。
でも、あのアニメ見ている限りホントにそんな気がします。
ドーパミン出まくりって感じで。