フランスのサッカー選手による日本人差別問題続き

記事3つ目になっちゃったし、UNISON SQUARE GARDENのファンの方からすれば「しつこいよ」と言われそうですが、やっぱり放置できないので書きます。

以前の記事はこちら


ひろゆきが当該選手を擁護したことで、知らないところでなんか勃発してたみたいです。

ひろゆきなあ…
ひろゆきにせよ、ホリエモンにせよ、論破しないと気が済まないみたいなところがあるので、田淵もあんまりこいつらの話を感心して聞かないでくれよと思っている私です。

読んで、小島さんという方を存じ上げなかったので、近辺のブログ記事を読んでから、プロフィールを調べたのですが、まあすごい。あんな時代にいきなりフランス行ってなぜかトルコ語やったり。

一言でいえば、ひろゆきは喧嘩する相手をまた間違えてますね。
ひろゆきの動画も、AbemaTVの対決みたいなのも見たことがあるんですが、動画については「ひろゆきに聞くことじゃなくね?」というのと、相談者が私の周りにいる人たちとあまりに違うので、日本の広さを感じます。AbemaTVのほうも、ディベートの戦い方がどちらか(あるいはどちらも)なってなくて、「興味深い」エンターテインメントを見ることが出来た、とは思いません。
教養に限界があるのです。その中で小島さんに文句を言ったのは、小島さんは「井の中の蛙大海を知らず」の蛙にすらなってないというようなことを暗喩で書いてますが、その通りだと思います。

フランスに住んでてもフランス通にはなれないのです。同じ意味で、フランスと言うとなぜか辻仁成がいつも出てくるのにも納得が行きません。イギリスネタなら布袋さんがどやってくるか?来ないでしょ?というのと同じです(佐々木さんも斎藤さんもロンドンの日本人学校卒業ですが、ロンドンではーとか話しません)。

小島さんという方、個人的には尊敬に値する方と思いました。キャリアを調べに行く前に、
「文節」という文法用語が日本語では橋本進吉が提唱したものと明記したこと、
中国人の母語を「シナ語」と表現したこと(差別用語ではありません。ブログにはこの言葉を使う理由が書いてあります)、
それから論の組み立て方に、恩師の影を見たからです。

言語学者でも、重箱の隅をつつくような人が多い中、この人は科学的に言葉を捉えている人だなと感じました。

そんな方に言葉のことでなんか言ったって返す刀で一刀両断に決まってるじゃんひろゆきよ。
こういうのを「釈迦に説法」というのです。

さて、今回の「自称フランス通の日本人たち、当該選手を擁護する」シリーズですが、まあまとめてしまえば出羽守ってことですよね。
出羽守とは、住んだその国が良くて〇〇ではこうなのに、それにひきかえ日本ではーと文句を(国外から)言い続けてる自称知識人の方たちのことです(こちら
絶対に(今回はフランス)今いる国はいい国でなければならないので、その国のことを貶せない。
なんかこの精神構造も悲しいものがあります。


さて、差別の話に戻ります。
昨日夫と話したのですが、夫は赴任だけでドイツ・アメリカ・イギリスの3箇所、ほか出張ではかなりあまたの国に行っています(フランスにはいってません念の為)
その彼が言うのに「ドイツほど差別されたことはない」

え〜あれで最高差別なのかよ!
…慣れって恐ろしいですね。「どうせあいつらは黄色いのを差別するから」とこちらは諦めて黙って差別されてたんですから。

フランスのサッカー協会会長が「彼らは優しい子だ。今度会いに行く」とか言ったらしく、それって凶悪な事件を起こした犯人に対して、近所の人が「そんなふうに見えなかった!挨拶とかもしてくれて、いい子でしたよ」って言うのと同じじゃん!になってます。
どんな人だって、悪だけの人なんていないんですよ。そんな簡単な二分論、乱暴すぎます。

フランスのサッカー協会会長も、「変なところに目をつけられて気の毒」くらいに思ってるんでしょうね。

でも、それがヨーロッパの日本に対する考え方であり意識であり態度なんだと思います。


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