本日の「たっちレディオ」第639回

第639回 メタがメメタァの回
まず「メメタァって何?」と思った私、調べてみました(知っていて当たり前なのかな)。
上の絵のように、カエルの上に岩を乗せて殴ると岩だけ壊れるというジョジョの技なのですね。


・タツオさんのモヤモヤする言葉
これ、前にツイートで見かけたんです、タツオさんの。
探すの時間かかったあ!
自分で「確かに!」というのと、「物落とし」はさすがに聞いたことないなあ、と言うのでへえと思っていいね!したんで覚えてたんです。

たしかに、コンビニの「温めはいかがなさいますか」とかちょっと嫌ですね。「整い」はサウナに行かないので知らなかったんですが(どんな時に使うの?🥺)

私が初めて接した「上からの意味わからない言葉の使い方」は周知するでした。
今はもしかしたら普通なのかもしれませんが、言葉の学問を専門にやって卒業して1ヶ月も経たないうちに、つまり超言葉に敏感な頃なのに、入社式前に聞いて、「周知させる」ではなく「周知を徹底する」でもなく「周知する」って何?と思った平成初期のわたし。
ずーっと違和感がありました。
他にも会社にはいろいろ謎用語があり、まあ凄くオールドスタイルな、JR的な会社ではあったので、辞めることにしたわけですがそれは別の話として。

「の影響で」の「の」を取るだけの簡単なお仕事がなぜ出来ないのか。もしや動詞の活用形を知らないのか?
謎は深まりますが、なんかそういう「業界用語的なのを使うオレたち」も透けて見えます。

それで言うと確かに「ホワイエ」ってそもそも何語でいつからその言葉になったのかも謎。
「ロビーよりオシャじゃん?」という建築家のエゴが透けて見え((ry

しかし。しかしですよデラさん。
私もアメリカに住んでたし、英語もそんなに得意ではないと思いますが、「do+名詞」は使ったことないですよ!
せめてhaveとかtakeとか。
英語ってたくさんの人種が使うからわざわざ動詞が割と広い意味を持つようになった経緯があり、おかげでhaveだのtakeだのには広すぎる意味があるのですが
(ドイツ語だと動詞が何しろ繋がったりしてspaziengehen=散歩する、というふうに結構意味の狭い動詞が誕生してたりするんですが)うーん。

・タツオさんの本
タツオさんの本を全部買っているけどネット注文の私は、本屋でどこに並ぶかなんて考えたことがなかった…
あんなに国語辞典の本を書いているのに国語学のところにないだと??
少なくとも私(言葉を愛し言葉が気になるもの)には届いてますよタツオさん!と言いたいです。
そしてタツオさんのことを正しく知ったのは「たっちレディオ」のおかげです。
ということで繋げますが

・テレビとの関係
最初にタツオさんを認識したのは、テレビだったんです。
その頃は私もテレビを見ていまして。朝の情報番組だったか、なんか朝だった気がするんですが、「国語辞典をすごく集めてる芸人」として紹介されていたんです。
まさに「家電芸人」扱いです。
私もその場でググッた訳では無かったので、「辞書芸人」みたいな人なんだと思って「変わった人いるなあ」(でも辞書のことなので気になる)という色眼鏡で見ていました。
なので、「正確に」タツオさんのことがわかったのはたっちレディオのおかげ、という意味でも、テレビの取り上げ方は本当にろくでもないですね。

今は私もテレビはクイズとアニメくらいしか見なくなったので、たまにニュースやドキュメンタリー見ても「そういう方に印象操作したいのね」としか思わなくなりました。
なので、タツオさんが出ていなくても、UNISON SQUARE GARDENが出ていなくても私自身は全く構わないのですが(だいたい後で静止画が撮れねえだとかフレームアウトしすぎだとかネットで話題になるだけだし)、構うのは親に教える時と友達に教える時です。
特に同世代の友人はやっぱりオールドメディアだよりなのか(いやしかし私はBBAですがまだ老人ではありません)テレビに出ていないアーティストなんて知らないですよねー。
ましてアニメに興味無いんだもん、説明のしようがないんですよ。
「そんなにしょっちゅうライブあるんだ、〇〇ちゃん(私の呼び名)すごいね!」「ライブで…踊るの?」
もうなんか私未確認生物的な存在にされている気がするので、そういう意味では、例えばOfficial髭男dismくらい有名であれば「あれを見に行くのか」とか思ってくれるんだろうけど、どんな曲だかも分からないからもはや変な踊りを強要する謎音楽みたいに思われてますよ田淵さん!!

ちなみにですが田淵さんは華があるので、テレビに出ても全然かっこいいと思うんですが、田淵さんのロックへのロマンがそれを許さないので仕方ないです。私も「消費」されていく田淵さんを見るのは嫌ですし。

・お笑いとフェス
タツオさん、というか米粒写経は主に寄席が主戦場なので(そして「絶対にトリにはならない」とおっしゃっていましたが、漫才師というのは寄席文化の中では「色物」と言われ、亜流とされているので、トリをつとめることは無いのです)ほんとにほんとに物好きじゃないとライブを見ることは出来ません。という意味ではめっちゃかっこいいです。
私は相方の居島一平さんもとても好きで(彼の教養も半端ない!)YouTube「米粒写経の談話室」も見たりしますが、面白さがfunではなくてinterestingなんです。「おもしろし」ではなくて「をかし」。知的教養を伴うおもしろさです。
こういうお笑いは絶対にテレビでは受けないと思いますが、私は存在していてくれてとても嬉しく楽しく思っています。
寄席にも行きたいんですが、なんかライブをしょっちゅうやってる人たちがいてなかなか時間が取れません。今度行きたいです!

で、私もお笑いの賞レースについて「誰が勝ちそう、あ、彼がすごい」と中に入って騒いでいるモブのような存在でもなく(ってデラさん!それじゃあ毎年全部見てM-1グランプリの予想をしてる斎藤さんはモブだと??disってませんか?)とはいえ興味無さすぎて上から見てもいないのですが、たしかにお笑いの人が毎年増えていて、テレビを見てないせいもあり覚えられないです。


で、フェスの方ですが、たしかにミドルエイジバンド多いですよね。豊作だったんですねあの年代。
とはいえ、もちろんアーティストの皆さんの並々ならぬ努力でそうやって華やかな立場になるんだろうことは承知の上で、やっぱりレーベルの力とか押し出しって大事なんだなあと、YOASOBIやAdoの売り出し方を見ていると思います。
それこそボトムアップで自然発生的に売れた曲って何があるんだろう、と思います。
私はキタニタツヤは好きだし売れるべき人だと思っていましたが、「青のすみか」何十冠達成しました!とか言うのを見ると、「いや呪術廻戦の恐ろしさよ…SONY…」と思っちゃいますもん。

と、タツオさんの話が楽しくて長くなりました。
ちなみに調べたところ、多分前回タツオさんがたっちレディオに出たのは500回プレイベントです!
(2021/4/28)
その前が2020/8/30の490回と9/6の491回。
で、491回に「準レギュラーなのに年1回とはこれいかに」と書かれていたのに、もう年1ですらないという…
もっと出てください。

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