本日の「たっちレディオ」第603回

先週の「ファスト教養」についての話後半です。

前回はこちら
この2回分の課題図書?レジーさんの「ファスト教養」を読んだ感想文はこちら

概要欄が長!
まあリンクがいろいろ張られているのはありますが、それにしても長!

レジーさんがおっしゃってましたが、ファスト教養の問題点は「入り口の隣に免許皆伝がある」ことなのだと思います。更に本によると、どうやら教養を身につけていないとダメだという強迫観念がビジネスパーソンの間にあるらしいんですね。
それで今の「ファスト教養」の隆盛なんだと思うんですけど、免許皆伝気分ではダメなんですよね、というのをみんなが分かっていればいいのではと思います。

「山田五郎の大人の教養講座」
あれは(田代さんあれ好きね)山田五郎が自分で学んだことを話していて、門外漢が知った口聞いているのではないからおもしろいのだと思います(山田五郎はウィーン大学で美学専攻したくらいの美術のプロ)。

前回「一次ソースに当たるかせめて一次ソースを知ってる人から教えてもらいたい」というようなことを書いたような書いてないか💧気がしますが、レジーさんがデラさんの今仕事でやってる「ファスト教養コンテンツ」についておっしゃってたように、門外漢ではなくて専門家ならいい、ってことでしょうか。
そういう意味では「山田五郎の大人の教養講座」は入り口(ここで知った気になるのではなく、美術に興味を持つコンテンツ)としてよい気がします。

私も興味ある題材だと見たりします。
でも美術なんて全く知らなかった私が、美術に興味を持ったのは、海外に住んでいた時にやたら美術館に行ったからなので、ナマの迫力には敵わん、といったところでしょうか。

田淵さんはすぐ音楽の話に持っていきますが💧確かにフェスというよい見本市💧があるのに、そこからワンマンへの行き方を教えてくれる人はいないですね(そして行き方を教えてもらうというのはとても過保護である)。

しかし音楽も沼が深いというか、どこまでやってたら「知った」ことになるんでしょうか?
例えばTHE KEBABS。
私は田淵さんから入ったから、a flood of circleについては詳しくないんです。CDいくつか持ってるけど、ワンマンに行ったこともないし。
そうすると、なんか本当にTHE KEBABSについて知ってるのか?という不安がよぎります。
新井さんの前のバンドの曲も2曲くらいしか知らないし💧

それからヒトリエもsumikaもCD持ってるけどワンマンは行ったことないなあ(対バンはある)とかだとこれはまだ嗜んでないな、とか。

まあ現状以上に沼を広げたくないので(時間的に)いいんですけど、沼は深くて...

発信する側のキュレーション企画と言えば「アニソン派!」もそうだと思います。
そういう意味で私にとっていろんなことへのキュレーションだったのが、前回も書きましたが「帝都物語」で、あそこからいくつの方向に広がったか。
小説自体はわかりやすい?のでオススメですが、小説自体も28巻?とかクソ長いですw


田淵さんは太宰治は深堀りしたんですね。
私は日本文学科出身(ただし文学は専攻していない)なので、太宰治は一応やっつけましたが、好きではなくて高校時代に誰もがハマるという「人間失格」を読まないように頑張ったくらいにはダメでした。大人になって読みました。
一番好きなのは梶井基次郎、2番目は芥川龍之介かなあ?
この2人は全集を持ってるので、「深堀りした」と言っても許されるかと思います。

なんかグダグダ長くなりましたが、ファスト教養は身につかないというのと、「知った気になっている」のは良くない、ということなのでしょうか。

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