京都の「ぶぶ漬け言い回し」

関東民である私にとって、本当に恐怖なのがこの「ぶぶ漬け言い回し」(←命名は私なので一般的な言い回しじゃありません)です。


京都といっても、京都市のど真ん中で、ずーっと住んでいる方がこういう言い回しをするらしい、と昔、京都ど真ん中、老舗の職人さんに教えていただきました。

その頃、婦人雑誌か何かに四世茂山千作師と野村萬斎さんの対談があって、関東民の私が読んでも「なんか会話がかみあってなくないか?」と思ったので、その人に読んでもらったのですが、「こわっ!怖いよ〜」とすごく恐ろしがったんです。

つまり、狂言の大先輩でもある茂山千作師は、萬斎さんに「君は芸がまだまだ足らんちゃんと精進しろ」というようなことを京都の言い回しでおっしゃってたようなんですが、東京育ちの萬斎さんにはまったく通じず、萬斎さんは萬斎さんで結構上から「今後の狂言界について」語ってたので話が噛み合わなかったようなのです(ちなみにこちらのおうち=茂山千五郎家と野村万作家はかなり今日源を一緒にする仲です)。

でも四世茂山千作師はこんなすごい人ね↓
(Wikipediaより)

そんなわけで、「京都には私にはわからない恐ろしい言い回しがあるのね」と思ったまでです。

今度行くときは(ってこのご時世、都民が出られるようになるのはいつ??)気をつけます。

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