今週の「憂国のモリアーティ」

昨日見るのさえ忘れて今日見ました💧

原作厨にはとても楽しいアイリーン・アドラーとマイクロフト・ホームズの共演(原作にはない)が続きます。

原作での悪役がなぜ、ただの
「ジェームズ・モリアーティ」なのか、先週はウィリアムが
「僕たちは3人で『ジェームズ・モリアーティ』だ」と言ってたので、そういうことみたいです。この辺は後々までの伏線です。

アイリーン・アドラーは超機密文書をウィリアム(犯罪卿は彼だとアイリーン・アドラーは思っている)に渡すことで身の安全をはかろうとします。
ホームズはアイリーン・アドラーが(ざっくり言って)いいヤツで、ただの脅しやなんかで文書を盗んだりするやつじゃないことに気づき、また取り引き相手が犯罪卿なのにも気づいて、アイリーン・アドラーを守ろうとします。

でも結局、ホームズはアイリーン・アドラーの身は犯罪卿に預けたほうがいいと知り、彼女と別れます。
犯罪卿からの「もしアイリーン・アドラーが死んだと君が思ったらこの封書をあけて告発してくれたまえ」という、犯罪卿の名前の書かれた封書を受け取って。

その後、アイリーン・アドラーの遺体がテムズ川に上がったと知らせを受けますが、その知らせの直前、家の前で
「Good night, Mr. Holmes」と男性に挨拶されたのに気づいて、封書を燃やすのでした。
(このシーン原作と同じ!)

モリアーティ家にアイリーン・アドラーは保護されましたが、彼らは政府からの追手を防ぐため、似たような遺体をテムズ川に投げておき、「アイリーン・アドラーの遺体が上がった」ということにします。
一方モリアーティ家に忠誠を誓ったアイリーン・アドラーは髪を切り、男性として生きることを決意します。
新しい名前は
「ジェームズ・モリアーティ」から取って
ジェームズ。
苗字はなぜかボンド。

って
ジェームズ・ボンド(初代)!!
(漫画の原作では、この前にウィリアムがMI6という組織を作るので、ボンドが来てもおかしくないんですが、そこがカットされたのでいささか唐突です)

さて、この超機密文書とは何だったのか。
女王(ヴィクトリア)はなぜ破棄していないのか。

実はこの文書は、ロベスピエールの手記でした。フランス革命の立役者となったロベスピエールは、実はイギリス人スパイで、民衆の不満を募らせると王政は潰れるのかという社会実験をするよう求められていたのでした。
実際王政は潰れますが、それだけでは民は飽き足らず、富を持つものなども攻撃したので、ロベスピエールは自らを必要悪とし、恐怖政治を敷いて、最後は自分模断頭台の露と消えることで、各階層をまとめたのでした。

こんなことは二度としてはいけないということで、王室では保管してあり、では政府そのものであるマイクロフト・ホームズがなぜ執拗に文書を追ったのか?
ロベスピエール、イギリスでの本名は「シェリンフォード・ホームズ」ホームズ家の先祖なんだそうです。だからホームズ家は代々、イギリス王家の側近として勤めてきたとのことでした。


ちなみに「シェリンフォード・ホームズ」は、ドイルが最初考えてた名前です。
シャーロック・ホームズではなくて、シェリンフォード・ホームズだったら、なんかもっと違ったイメージになるかもしれませんね。

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